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「その火は燃えているか」写真集刊行と展示[11/10-14]のお知らせ。

新作の写真集が完成しました。
タイトルは『その火は燃えているか』縄文時代をテーマにした作品となっています。
きっかけは青森、三内丸山の縄文遺跡で出会ったクリ林。原初の日本で命を燃やした祖先たちの姿を現代の風景に重ね合わせ、今も息づくその「火」を捉えようとしました。
本の発売に合わせて、11月10日(木) ー 14日(月)に神田で写真展も開催しますので是非足を運んでいただけたら嬉しいです。

写真家・吉森慎之介による写真集『その火は燃えているか』を出版レーベル「applause」より発売します。
青森、三内丸山の縄文遺跡で出会った栗林のルーツに、数千年前の祖先たちの物語を想像したことから
現代に残された自然の輪郭に、その地に生きた縄文人の姿を重ね合わせることが出来るのではないかと考えます。
集落跡、周辺の自然など縄文人たちのかつての生活圏に赴き、現代の自然に古代の原風景を重ねたランドスケープ。
積層より掘り起こされ、技術や智慧あるいは見えない力を纏った遺物を写しとったスティルライフ。
同じだけ堆積した時間、彼らがその心象を土に遺したように、吉森は光を以ってそれを収めようとしました。
自然世界への在り方を示し、この国の基層に文化の種火を残し去った縄文人たち。
原初の日本で命を燃やした彼らは物語となり、私達の生きる現代に今も息衝き、その火は絶えることはありません。



[通常版]] ¥7,260(in tax) 写真集(通常版カバー)
[特装版] ¥33,000(in tax)*限定 25部 特装版カバー + 六切りプリント2 枚 BOX 入
出版元: applause
デザイン: 飛嶋由馬、佐藤江理(ampersands)
翻訳: 池澤加那
サイズ: 29×29 cm
ページ:104p
印刷: 山田写真製版所仕様: 上製本 400部


限定25部で特装版も製作しました。
こちらは熊本で撮影した阿高式土器が表紙になっており、オリジナルBOXとプリント2枚が付きます。
プリントはA/Bから種類を選べます。

【特装版:A】Jomon Relic #6 Itsuki / Landscape Oyu #2
【特装版:B】Jomon Relic #7 Sannaimaruyama / Landscape Uenohara #10

[特装版] ¥33,000(in tax)*限定 25部
写真集(特装版カバー)+六切りプリント2 枚 BOX 入


ご購入はこちらから
オンラインストア、もしくは展示会場でもお買い求めいただけます。



『その火は燃えているか』写真展&トークイベント

[会期]
2022.11.10(Thu) - 14(Mon)

[場所]
神田ポートビル 1F ギャラリー
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-9
Open: 11:30 – 19:00/13 日のみ15:00 open
神保町駅(半蔵門線/都営三田線/都営新宿線) A9 出口より徒歩3 分

[トークイベント]

【Part 1】11 月11 日(金) 19:00~20:30
「写真集をつくること」
メンバー:小野田陽一(写真家)・飛嶋由馬(ampersands)・吉森慎之介(写真家)
インスタライブ配信のみ

【Part 2】11 月12 日(土) 19:00~20:30
「縄文ZINE に相談だ」
メンバー:望月昭秀(縄文ZINE 編集長)・佐藤江理(ampersands)・吉森慎之介(写真家)
定員30名 *(下記申込フォームよりご予約ください) + インスタライブ配信
https://forms.gle/GXyeDQNbw5LoycD69



「縄文ZINE」編集長の望月昭秀氏をゲストにお迎えし、吉森が撮影時に抱いた感情や浮かんだ疑問を相談します。
相談ごとを通して、縄文時代の魅力や面白さなどをお伝えできればと思います。



小野田陽一
1982年 神奈川県生まれ。
10BANスタジオ、文化出版局写真部を経て泊昭雄氏に師事。
2011年フォトグラファーとして 独立。
2021年 よりgallery naguを開始。
近年は映像制作やディレクターとしての活動も行っている。



望月昭秀
1972 年生まれ。株式会社ニルソンデザイン事務所代表。縄文時代専門のフリーペーパー「縄文ZINE」編集長。道南縄文応援大使。著書に新刊『土から土器ができるまで/小さな土製品を作る』(ニルソンデザイン事務所)、『蓑虫放浪』(国書刊行会)、『縄文人に相談だ』(角川文庫)、『縄文力で生き残れ』(創元社)など。



写真集と写真展、どちらもよろしくお願いします。

吉森

写真展について、お礼とお願い。

先日は銀座熊本館の写真展示に足を運んでいただきありがとうございました。
短い期間ではありましたが、沢山の方に写真を見てもらい、熊本の話にも付き合ってもらい
上京してきた良かったと思う瞬間がたくさんありました。
改めてみなさまありがとうございました。

また今回の写真を熊本で展示できる場所を探しています。
ポスター形式の作品が6点(写真は11枚)、サイズはそこそこ大きいです。
写真は引き伸ばしてこそ、改めてそう思わせる大判のミュージアムプリント。
手前味噌ですが、中々綺麗に仕上がったので熊本の皆さんにもぜひ見ていただければ嬉しいです。

8月に帰省をするので、展示と合わせて何かしらの簡単なイベントなども出来たらと。
作家主体の作品ではなく、よりラフな写真なので、気軽に見てもらえる空間が良いと考えています。
場所を貸してくださる方や、お知り合いで思い当たる方等いれば、ご連絡いただけると嬉しいです!

<写真詳細>
馬たてがみ (1118×1617mm) ×1点
熊本各地のランドスケープ (B1:728×1030mm) ×5点

馬の手綱の縄目や汚れ、崎津集落の瓦一枚一枚、奥の森の陰翳やディテールまで細部にわたって、リアリティのある、本当に美しいプリントに仕上がりました。
大きなプリントですが、ぜひ近くで見てもらえたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

銀座熊本館写真展

東京は銀座にある熊本のアンテナショップ、銀座熊本館にて写真展を開催します。

点数はあまり多くはないですが、全て熊本で撮影した作品です。
出身の方には故郷に思いを寄せる時間、県外の方には九州熊本の風土に触れる小さなきっかけになれば幸いです。

展示期間 : 6月29日(水) ー 7月3日(日) 11:00-19:00
場所 : 銀座熊本館 (東京都中央区銀座5-3-16)
*7/2(土)・3(日)は店頭に立っております、どうぞお気軽に遊びに来てください。

<オリジナルTシャツの販売>
銀座熊本館の新しいリーフレット用に撮影した写真のアザーカットを使ってTシャツを作りました。
熊本各地の写真、全部で9種類あります。
遠方の方は銀座熊本館のメルカリショップでもご購入いただけます。
不明な点は吉森までお尋ねください。

熊本のエディター大塚淑子さん編集、吉森撮影のリーフレットも勿論あります。
写真・Tシャツと合わせてご覧ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

写真展を開催します。

熊本市は下通、COCOSA館内で写真展を開催します。
開館4周年を記念したイベントの一つです。
新作が11点、あとは過去の作品から数点ずつをセレクトした
新作展、半分アーカイブ展のような形になる予定です。
開放的な会場に合わせて、新しい展示方法にもトライしていますので
熊本のみなさま、ぜひお待ちしております。

以下、展示詳細です。

5月22日(土) ー 5月31日(月) 11:00 – 20:00
吉森慎之介 写真展
COCOSA 熊本市中央区下通1-3-8

また展示に合わせて、「みずうみの写真館」も開催予定です。
こちらはまた追ってお知らせいたします。
よろしくお願いいたします。

吉森

みずうみの写真館

皆さまあけましておめでとうございます。
みずうみの写真館 吉森です。

江津湖のほとりで写真館をひらき、間も無く2年が経ちます。
ずっと頭の隅っこにあったイメージを、初めて形にしてみようと思い立ち、
手探りの状態で走り出したこの出張写真館プロジェクト。
昨年は写真展の巡回に合わせ、うまあさ写真館という名前で全国を回ったりもしました。
熊本、松本、秋田、盛岡、不定期開催ながらも沢山の方々にご参加いただき、
先ほど数えてみたのですが、146人と7匹の写真を撮影していました。
これまで写真館に来てくださった皆さま、改めて本当にありがとうございました。

人と会うことのハードルがいっきに上がり、当たり前だった日常の有難さを強く感じる日々。
必然的に移動やコミュニケーションを伴う、出張写真館の存在は劣勢に立たされているかもしれません。
ですがこんな世の中だからこそ「なんでもない日の記念撮影」という選択肢があっても良い、と思っています。
もちろん皆さまに安心してご参加いただけるような環境を前提に。

というわけでみずうみの写真館、すこし休んでいましたが
あたらしい形でのスタートに向けて準備をはじめています。
はじめてましての皆さんも、おかえりなさいの皆さんも
また湖のほとりでお会いしましょう。

2021年もみずうみの写真館をどうぞよろしくお願いいたします。

吉森